本日は先輩議員の故足立守夫さんの7回忌法要がございました。12:30~故人をしのぶ会に、参加し、故人のご威徳、またエピソード等、足立さんのお人柄がしのばれました。奥様もまた2人のご子息も立派に成長され、本当に素晴らしい会でありました。
さて、9・21の一般質問のパート2という事で、掲載いたします。
防災対策について
1、緊急地震速報について
気象庁では本年10月1日より「緊急地震速報」を本格的に一般提供する。直前とはいえ、強い揺れが来る前に、テレビやラジオ等で、その到来を知る事ができるため、その際どのような行動を取れるかが、重要となる。ただ限界も指摘されており、その特性を理解した上で活用する必要があり、また限界もある。地震そのものより、情報を聞いた2時災害のほうが大きくなる可能性も指摘されている。本格的運用を前に、区民に対して周知徹底することが大切と思うが、訓練等もあわせての対応について、区長の所見を伺う。
2、防災ラジオ導入について
これまでの防災行政無線の個別受信機に替え、同じ機能を持つ防災ラジオを2000台導入、各町会に3台、民生委員や消防団等に配布すると聞いた。ある地方では、防災行政ラジオの注文書を全市民に配布したところ、注文が殺到、予定数をはるかに上回る申し込みがあったと聞いている。この防災ラジオを区民に周知徹底し、区民が購入できる体制を作り、防災ラジオの導入を拡大すべきと考えるが、区長の所見を伺う。
3、災害要援護者について
新潟県中越沖地震において、避難生活が必要となった災害要援護者に対して、関係団体の協力を得て旅館やホテル等を避難場所として活用した。災害が起きた際、本区における災害要援護者に対する対応について区長の所見を伺う。
区長答弁
まず、緊急地震速報についてでございます。議員ご指摘のとうり、緊急地震速報受信後のパニック現象や混乱を防ぐため、あらかじめ状況に応じた適切な行動をとれるようにしておく必要があり、その特性を十分に理解したうえで活用する事が重要でございます。そのため、今後は居室内、集客施設、自動車運転時など、状況に応じた活用の仕方について、様々な媒体・機会を通じて周知・広報活動に努めてまいります。また訓練につきましては、起震車に緊急地震速報のデモンストレーション用の機器を搭載し、速報受信後、どのような行動をとればよいか、自ら体験できるような訓練を取り入れて参ります。さらに教育委員会とも連携し、学校などでの訓練も検討して参ります。
次に防災ラジオについてでございます。防災ラジオは、行政からの情報伝達をより確実に行い、地域の防災活動を支援していくものでございます。防災ラジオの特性や機能などにつきましては、今後、広報たいとうやホームページ等を活用して、区民への周知を行って参ります。また防災ラジオをできるだけ多くの区民の方が購入できるようなしくみにつきましては、積極的に検討して参ります。
次に災害要援護者への対応についてでございます。災害発生により避難生活が必要となった高齢者、障害者等の災害要援護者につきましては、まず避難所へ避難していただくことになります。その後、健康状態などに応じ、避難所での対応が困難な方につきましては、特別養護老人ホーム・老人保健施設等の2次避難所に入所していただくこととしております。議員ご提案の旅館やホテル等の借り上げについてでございますが、中越沖地震の際の新潟県の例なども参考にしながら、今後、関係団体の意向等を調査するなど、その可能性について検討して参りたいと存じます。
スポーツ振興について
近年、国際競技での日本人選手の活躍や健康志向の高まりを背景にスポーツへの関心が高まっており、今後ますますスポーツ振興政策は重要性を増すと思われる。本区においても、日常生活の中で子どもからお年寄りまでが、身近な場所においてスポーツを気軽に楽しめる環境整備を行い、生涯スポーツ社会を実現する事が重要である。しかしながら、狭あいな本区においては、自由にボールを蹴ったり、走る事が出来ない等の話も聞いており、特に子どもがのびのびとスポーツを楽しめる場所が不足していると考える。スポーツ振興政策と今後の環境整備について教育長の考えを伺う。
教育長答弁
議員ご指摘のようにスポーツは、心身の健全な発達に必要不可欠であるとともに、人生を豊かで充実したものとし、活力ある社会の形成にも貢献するものであります。そこで、生涯スポーツ社会の実現を目指したスポーツの振興や環境整備につきまして、来年度を目途に「台東区スポーツ振興基本計画」を策定してまいります。現在、区民や体育施設の利用者等に対しまして、調査を進めております。今後、調査の中でお聞きしたご意見等も踏まえ、本区の実情に即して、だれもが、身近なところで、楽しみながら継続して、スポーツや運動に親しむことができる方策等につきましても検討してまいります。
高齢者対策について
高齢者対策について、次の2点を区長に伺う。
1、高齢者に関する見守りネットワーク事業は、あまり区民に認知されていないように思われる。もっと事業をアピールして、関係機関だけではなく、地域全体でこの事業を支えていく必要性があるのではないか。「廃用性症候群」を予防していくためにも専門的な知識を有する保険職員が関わっていくことが必要と考えるが、いかがか。
2、また、地域からも把握されていないような孤立しがちな高齢者のために、身のまわりのことを支援する「高齢者身のまわり応援事業」を提案したいと考えるが、いかがか。
区長答弁
まず、「高齢者に関する見守りネットワーク事業」の周知についてでございます。これまでも地域の皆様のご理解、ご協力が得られるよう、パンフレットの作成、講演会の開催など実施して参りました。今後は更に、本事業の認知度を高めるため、老人クラブや町会の会合などに積極的に参加し、より一層の周知に努めてまいります。また、保健所職員等については、見守りネットワーク事業の中で関わって参りましたが、今後はさらに連携を密にして、高齢者の「廃用性症候群」の予防に対応して参ります。
次に「高齢者身のまわり応援事業」についてでございます。ご提案の事業につきましては、他区の社会福祉協議会で同主旨の事業を実施した事例があると聞いております。今後本区においても、高齢者の日常生活の支援、見守りネットワークとの連携の観点から研究して参ります。
以上、質問と答弁でございます。区民の視点で、今後もさらに、がんばります。