平成28年度第1回定例会 一般質問パート1


平成28年度第1回定例会 一般質問パート1台東区議会公明党を代表し、小坂義久議員が一般質問を行いましたので

質問の要旨と区長答弁を掲載します。

 

一 「躍進台東 新しい台東区」を象徴する事業について

服部区政最初の本格的な予算編成では、区政運営の基本的な考え方として5つの創造を掲げ、「躍進台東 新しい台東区」を実現していくことを力強く述べられた。

そこで、「躍進台東 新しい台東区」を象徴する28年度の事業は何か、区長に伺う。

<区長答弁>

私は区長就任以来、区政運営における5つの考え方を柱に、多分野にわたる取組みを進めてきた。

特に、産業振興のための「ビジネス支援ネットワークの構築」や、観光振興のための「ハラール認証取得助成」といった先駆的な取組みは、「躍進台東 新しい台東区」の実現に向けた第一歩であると認識をしている。

28年度の予算では、「花の心プロジェクト」や「台東区 産業フェアの開催」、「機能強化型 地域包括支援センターの設置」などに取り組み、本区のさらなる発展に向けて、引き続き全力で区政に邁進する。

 

二 「連携」をキーワードにした行政運営のあり方について

区長は、所信表明において、「前例にとらわれない斬新な発想で優れた施策を展開し、山積する課題に積極果敢に挑戦していくことが必要である」と述べた。

新たなニーズや課題に対応するためには、「連携」を軸にした行政運営が重要であると考える。

そこで、次の3点について区長に伺う。

① 庁内の業務連携について所見を伺う。

② 自治体間の連携について所見を伺う。

③ 前例にとらわれず斬新な発想で行政運営を担うためには、職員の意識改革が欠かせないと考える。

そこで、地方自治体のトップランナーを目指す区長と同じ目線に立つ職員の育成に積極的に取り組むべきと考えるが、どうか。

<区長答弁>

庁内の連携について

時代の変化に伴い、行政が対応すべき課題は、複雑・多様化しており、課題によっては、議員ご指摘のとおり、組織横断的な対応が必要となる場合がある。

そこで、区は、様々なプロジェクトチームを立ち上げるとともに、「次世代育成」や「環境まちづくり」など、特定の分野においては、課題別横断的組織を設置しているところである。

今後とも、これらの組織を有効に活用しながら、横断的な連携の強化を深め、複雑・多様化する行政課題に対し、積極果敢に取り組んでいく。

自治体間の連携について

災害対策や環境問題への取組みなど、広域的な観点からの対応が求められる行政課題に対しては、議員御指摘の通り、自治体間で連携し、課題解決に当たっていく必要があると認識している。

そのため、姉妹・友好都市と「災害時 相互応援協定」を締結するなど、自治体間で連携・協力した取組みを実施してきた。今後とも、相手先の意向を踏まえながら、新たな行政課題や区民ニーズへの対応を図るための手段のひとつとして、こうした取組みを推進する。

職員の育成について

これまで様々な機会を捉えて、区政運営への思いを職員に伝えてきた。

そして、その思いを実現するためには、常に区民の目線で、斬新な発想力とスピード感、緊張感を持って、時代の変化に的確に対応できる人材が必要であると考える。

そのため、職員に対して入区の段階から意識の醸成を図るとともに、政策形成や協働に関する研修、また他自治体への派遣などにより、スキルや能力の向上を図ってきた。

28年度において、こうした取組みをさらに進めるため、人材育成担当部署を創設することにした。今後とも、台東区が飛躍的な発展を遂げ、長きにわたり燦然と輝く都市となるため、その一翼を担うことのできる職員の育成に努めていく。