小坂義久総括質問


こんにちは!前にお知らせしたとおり10月20日に行われました

決算委員会総括質問の質問と答弁(要旨)を掲載したいと思います。

 

 

一、職員研修について

次の3点について伺う。

① 台東区人材育成基本方針を踏まえ、どのように研修のスクラップ&ビルドを進めるのか。また、専門性の高い研修についての各所管課との連携について伺う。

 

区長答弁

若手職員向けの研修統廃合をするなど、既存の研修を整理し、管理職昇任予定者へサポートや、新人職員の相談や支援を担う先輩職員をフォローする研修を新たに企画し実施している。また、各所管課が持つ専門性を活用しながら、連携して研修を実施する。

 

② 高度な専門性が必要な分野におけるスペシャリストの確保・育成について伺う。

 

区長答弁

知識、経験を活かした配属先など考慮した上で、総合的な調整のもとスペシャリストを育成できる人事配置を行っている。DX人材を確保するため、ICT職を新たに設置し、来年4月に向け、現在採用試験を実施しているところである。引き続き、専門講座や外部機関への派遣研修を実施するなど、育成に努め区民サービスの向上を図ってまいりたい。

 

③ 管理職を目指す若手や中堅職員の資質・意欲等を向上させることにより、管理職候補者の裾野を広げていくことが重要と考えるがどうか。

 

区長答弁

主任昇任後の5年間を係長に昇任するための準備期間と定め、マネジメント力や業務遂行など、管理監督職に必要な能力が計画的に習得できるよう研修を実施してきた。また、定期的なキャリア研修の実施等、昇任意欲の醸成を図ってきた。今後とも、研修を充実するとともに、定期的な面談を通じた受験勧奨や管理職先行の受験対策など行っていく。

 

二、若者育成支援の推進について

次の3点について伺う。

 

① 相談事業において、新規の相談に結び付けるための取り組みや、切れ目のない支援体制の構築が必要と考えるがどうか。

 

区長答弁

令和3年度から、初回の申込を電子申請で受け付けている。相談窓口の周知や講演会、個別相談会、情報共有の場を提供しながら、新たな相談につながる取り組みを進めている。切れ目のない支援を行うため、庁内検討会での情報共有や、関係機関との連携を図ることで、必要な支援を適切に届けるよう努めている。

 

② 3区連携事業として、講演会等の相互参加を開始したが、その経緯と現在の状況について。また、講演会の内容はどのように決定しているのか伺う。

 

区長答弁

令和4年度から、より多くの機会を提供できるよう近隣区の講演会にも参加できることが可能となりました。講演会については、ライフプランや家族関係、医療に関することなど、多岐にわたるテーマを3区で調整し、設定している。

 

③ 居場所事業では、どのような支援を、どのような方を対象に行っているのか。

 

区長答弁

自由な時間を過ごせるよう、参加者や支援員と交流することでコミュニケーションスキルを学ぶことができるよう、支援プログラムを実施しており、臨床心理士等の専門員が相談支援を行う過程で、本人の状況に応じて参加を勧めている。

 

三、地域福祉計画について

次の2点について伺う。

 

① ひきこもりの方への支援は喫緊の課題である。本区でも、ひきこもり支援の体制整備を進めていくことが必要であると考えるがどうか。

 

区長答弁

「適切な支援につなぐ環境づくり」に則り、関係機関との連携・協働による包摂的な支援の仕組みづくりの検討を進めている。この仕組みづくりの中で、若者に対する相談事業等の状況も踏まえ、今後の方向性を検討する。

 

② 地域福祉コーディネーターについて、今後どのように活用していくのか。

 

区長答弁

地域福祉コーディネーターは、様々な関係機関や団体等と連携して福祉課題の解決を図り、地域福祉を推進する役割を担っています。今後、社会状況の変化に伴う相談者の複雑な課題への対応力向上のため、区役所にも配置し、横断的な連携を一層推進するとともに、関係機関との協力体制の強化を図っていく。

 

四、読書活動の推進について

次の2点について伺う。

 

① 校長のリーダーシップの下、学校図書館司書を活用しながら適切な図書選定や読書活動を行うことが重要と考えるがどうか。また、現在の取り組みについても併せて伺う。

 

教育長答弁

校務分掌に位置付けられた学校図書館部に所属する教職員が中心となって、図書選定や読書活動の推進を実施している。その推進に当たっては、学校図書館司書が、季節や時事に応じたコーナーの設置、図書選定や選書の補助、図書委員会の児童・生徒と連携したイベントの開催等、行っている。

 

② 小中学校における新聞の配備状況及び活用状況について、伺う。

 

教育長答弁

新聞の活用については、国語の教科書において、実際の新聞を見ながら特徴や工夫を確かめ、新聞を書く際に生かす単元等が設定されており、学校図書館への新聞の配備は必要と認識している。各校への啓発を今後も行っていく。

 

以上。