平成29年度第1回定例会 区長所信 表明パート1


本日から

平成29年度台東区議会第1回定例会が開会され

本会議場にて、服部区長より所信表明がされましたので、ご紹介します。(要旨)

 

1 はじめに

国は、民需主導の持続的な経済成長と一億総活躍社会の着実な実現につなげるため、総合的かつ大胆な経済対策を進めています。基礎的自治体である本区の最も基本的な役目は、区民生活や経済活動を支援することであり、私はその長として、区民の皆様が安心して暮らせることを第一に考えています。本区が輝く都市であり続けるためには、将来を見据えた長期的なビジョンを持って未来づくりを進めていく必要があります。私は、明るい未来に向かって、本年も全力で区政運営に邁進してまいります。

 

2 台東区基本構想について

現在の基本構想は、策定から既に10年以上が経過しています。本区を取り巻く環境は大きく変化し、課題は山積しています。このような状況の中、多様化・複雑化する行政課題にきめ細かに対応し、活力ある都市として、さらなる成長と発展を遂げていくためには、新たな方針のもと区政を展開していく必要があります。そこで、本区の目指す将来像を描く、新たな基本構想を、区議会の皆様、区民の皆様と一体となって策定していきます。

 

3 まちづくり推進について

豊富な文化資源を有する上野や、多くの観光客が訪れる浅草、旧東京北部小包集中局跡地のある北部地域について、より効果的なまちづくりを進めることが求められています。そこで、上野については、「(仮称)上野地区まちづくりビジョン」の素案を策定します。浅草についても、新たな観光バス駐車場及び魅力ある屋外体育施設の整備に向けた調査を行い、隅田公園を含めた隅田川の景観を活かしたまちづくりを目指していきます。北部地域については、旧東京北部小包集中局跡地を核として、まちを活性化していくための方策を検討していきます。

 

4 観光バス対策について

観光バス対策として、昨年12月から浅草地域の観光バス乗降場を分離する取り組みを開始しています。また、今月から、観光バス駐車場及び乗車場の予約システムを運用することで、ピーク時間の分散化を図っています。さらに、本定例会で、観光バスの迷惑な駐停車の防止を図ることを目的とした、全国で初めての「東京都台東区観光バスに関する条例」を提出します。私はこれらの取り組みを通して、1日も早い、事故のない安全・安心な生活環境の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。